クレジットカード現金化はブラックでもお金を手にすることができる一方で、法的にグレー、手数料が高いなどのリスクも存在します。
本記事ではクレジットカード現金化を利用する前に知っておくべき、現金化のリスクを詳しく解説します。
クレジットカード現金化のリスク

クレジットカード一枚あれば、誰でもお金を手にすることができると人気のサービス、クレジットカード現金化ですが、メリットだけではありません。
クレジットカード現金化には利用前に知っておくべきリスク・デメリットが多く存在します。
次にそのクレジットカード現金化のリスクを詳しく解説していきましょう。
①法的にはグレーなサービス
クレジットカード現金化は合法なサービスではありません。
ブラックOK、債務超過でもお金が手にできるという魅力的な文言の通り、法的には怪しい金融サービスです。
これまでに利用者が逮捕されたという事例はありませんが、過去には現金化業者が貸金業法違反、出資法違反などで逮捕されています。
また利用者側にも利用する危険性があり、詐欺罪や横領罪に問われてしまう可能性はゼロではありません。
詐欺罪…クレジットカード会社を欺いてお金を手にしている
横領罪…クレジットカード会社の所有物を許可なく、転売している
といった危険性があります。
上述の通り、クレジットカード現金化を利用した方が逮捕されたという事例はいまだかつて無いものの、ご利用の際にはくれぐれも注意しなければいけません。
②悪徳現金化業者が存在している
クレジットカード現金化は法的にグレーなサービスですので、違法業者が多く存在しています。
ヤミ金や詐欺業者が多く存在しており、利用者を騙そうと虎視淡々と機会を伺っているのです。
もしもそのような悪徳業者を利用してしまうと、
「現金化業者からお金が入金されない」
「不当に高い手数料を取られた」
「伝えた個人情報をヤミ金や他の悪徳業者に流出された」
「クレジットカード情報を盗まれ、不正利用されてしまった」
「クレジットカード会社にクレジットカード現金化がばれてしまった」
などの被害にあってしまうことが予想されます。
闇金業者から押し貸しにあったり、他の詐欺のターゲットにされてしまうケースも考えられるため、現金化業者選びの際にはくれぐれも注意しなければいけません。
特に運営会社が不明瞭な業者、高い手数料を提示している現金化業者、口コミ評判が著しく悪い現金化業者は悪徳会社である可能性が高いため、ご利用は控えたほうがいいでしょう。
クレジットカード現金化をご利用の際には、必ず優良業者を利用するようにして下さい。
③クレジットカード会社の規約違反
クレジットカードにはキャッシング枠が備わっており、借金をすることができます。
一方でクレジットカードのショッピング枠は本来は買い物に使用するためのものであり、現金化のために設けられているわけではありません。
事実、クレジットカード会社は利用規約上でショッピング枠現金化を全面的に禁止しています。
それだけではなくクレジットカード会社はショッピング枠現金化目的のカード利用者を特定し、厳しいペナルティも科します。
例えば、
「クレジットカードの利用停止」
「強制退会&ポイント剥奪」
「クレジットカードの支払い残高の一括返済」
「金融ブラックリスト入り」
などなど厳しいペナルティがあります。
特に厳しいのが、金融ブラックリスト入りです。
金融ブラックになってしまうと、クレジットカードを作ることができなくなったりマンション契約や住宅ローンが組めなくなってしまうなど日常生活において様々な不利益が生じます。
そのためクレジットカード現金化をお考えの方は、カード会社に目をつけられないように注意して行う必要があるでしょう。
過去にクレジットカードの支払いを滞納していたり、キャッシング枠を使い切ってしまっている方は特に注意が必要です。
④バレたら社会的信用を失う
クレジットカード現金化を行う際には、カード会社だけでなく家族や職場の方にもバレないように行う必要があります。
クレジットカード現金化に対する世間のイメージは、
「ヤミ金まがいのサービス」
「借金ができなくなってしまった方が利用する最後のサービス」
「法的にグレー」
といったものです。
そのようなイメージがあるクレジットカード現金化を利用するということで、周囲の方からの信用を失ってしまう可能性があります。
⑤自己破産ができなくなる
クレジットカード現金化を行うと、自己破産ができなくなると聞いたことはないでしょうか?
通常、自己破産を裁判所に申し立てすると、自己破産をするに値するかどうかが審査されます。
親の借金や不慮の事故、急な失業などで自己破産をするに正当な理由があると判断された場合は、免責が許可されます。
しかしながらギャンブルや犯罪に手を染めた結果、借金が返済できなくなってしまった場合には、免責は不許可となります。
クレジットカード現金化も法的にグレーなサービスで、クレジットカード会社が禁止しているサービスであることから、自己破産を申し立てても受理されない可能性が高いと言えるでしょう。
クレジットカード現金化が元でできた借金は免除されることなく、支払い義務が延々と残ることになるのでご注意ください。
また次に詳しく説明しますが、クレジットカード現金化の手数料は高いため、他の借金の金利よりも支払いには非常に窮することになります。
⑥手数料の分だけ、損をする
クレジットカード現金化は借金ではないため、利息などはかかりません。
しかしながら現金化業者を利用する場合、手数料というものが発生します。
手数料の分は業者に引かれてお金が入金されますので、手数料の分だけ損をしてしまうことになります。
またクレジットカード現金化で得たお金は、後日カード会社に支払いをする必要があります。
そのため手数料の分だけ、翌月の支払いが困難になるということを留意しておかなければいけません。
さらに、クレジットカード現金化の手数料は一般的な金利に換算すると非常に高額であることにも注意しなければいけません。
クレジットカード現金化の手数料を金利に換算すると、手数料が10%だった場合でも120%となります。
手数料が20%だった場合は、年利換算で240%になり、さらに1ヶ月の中間にクレジットカード現金化を利用した場合は、なんと年利500%もの超高金利となるのです。
この点が、クレジットカード現金化は借金ができなくなってしまった人が利用するサービスと言われる所以です。
手数料だけを考えると、カードローンなどの方が圧倒的に安いため、利用できるのであれば他の金融サービスを利用することをオススメします。
まとめ

クレジットカード現金化は、
・審査不要、ブラックでも利用可能
・最短即日入金
・主婦、フリーターでも利用できる
といったメリットがあり、これまでに多くの方に利用されています。
しかしながら、今回ご紹介したようにクレジットカード現金化は
・手数料が高い
・法的にはグレーな〜サービス
・違法業者が多い
・クレジットカード会社の利用規約上は禁止されている
・自己破産ができなくなる
・バレたら社会的信用を失う
といったリスクがあることには注意しておく必要があります。
くれぐれもクレジットカード現金化をご利用の際には、上記のようなリスクがあることを理解し、安全な方法、口コミ評判がいい現金化業者を利用するといった対応を取るようにしましょう。